こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
今回は、毎日子どもたちの成長を見守り、たくさんの写真を撮影している先生方に向けて、もっと素敵な写真や動画を撮るための方法についてお話をいたします。
テーマは「ミラーレス一眼レフカメラは先生の撮影使用にとても相性がいい」…です。
特に、卒園や卒業アルバム用、またその写真や動画をスライドショー形式での上映使用を考えると、ミラーレスカメラの撮影がおすすめです。
なぜミラーレスカメラ?
多くの先生が学校から支給されたスマートフォンで写真を撮っているのが顕著です。
確かに手軽で便利ですよね。でも子どもたちの大切な思い出をもっときれいに残すなら、ミラーレスカメラを推奨します。まず始めは「スマホカメラの限界」についてお話しします。
スマホカメラの限界
スマホカメラは便利ですが、いくつか困ることがあります
- 1.暗いところでぼやけやすい
- 2.遠くのものがきれいに撮れない
- 3.動きの速いものがブレやすい
- 4.画質が粗くなりがち
- 5.光の調整が難しい
各項目についてお話しします。
1.暗いところでぼやけやすい
教室内や夕方の撮影で苦戦するという談話を良く聞きます。自然光が差し込む教室であればまだ、明るさが確保できますが、悪天候の時は確実に光が不足します。
このような光量不足や夕刻の色調変化のシーンでのスマホ撮影は、うまく撮れるものもあればダメダメなものもあるといった、天に運をまかせるような状況となります。
2.遠くのものがきれいに撮れない
昨今複数のレンズがスマホ背面につき「標準・望遠・広角」の3種撮影が可能となるタイプが多くなってきました。
ですが、これにも限界があり、ズームにすることで画質劣化に陥ることは未だにあります。
スマホはレンズが回転して被写体を望遠撮影するのではなく、そこに見えてる画像を広げて見せてることから、どうしても鮮明さが失われてしまうのです。
運動会や生活発表会などの「遠くを撮影する」ことの多いイベントでは、このことからどうしても「全体を写す引きの画像」が多くなります。
3.動きの速いものがブレやすい
シャッタースピードがオートのため、時に適切でない設定で撮影となるケースもままあります。
子どもたちは常に動き回り「止まって!」とお願いしても、その場でジャンプしたり体を揺らしたりということが当たり前です。
また体育館での運動会や発表会で動きのあるシーンがあると、光量不足も相まって、ブレを起こす確率が高まります。
4.画質が粗くなりがち
特に拡大してトリミングを行うと特有の画質劣化が見られる場合があります。
5.光の調整が難しい
逆光や強い日差しの下での撮影が苦手なのもスマホカメラの特徴です。
画面タッチで補正する機能をオンにしても、補正レベルが極端な機種もあり、使用を躊躇することがあります。
これらのスマホの弱点は特に「卒業アルバムや動画」を作るときに目立ってしまうことがあるのです。
先生の談話です。
ミラーレスカメラの魅力
それでは今回おすすめしてるミラーレスカメラの「良い点」を挙げていきます。次の5項目です。
- 1.高精細で美しい写真撮影ができる
- 2.動きのある場面も大丈夫
- 3.手軽軽量
- 4.いろいろな写真が撮れる
- 5.光の調整自由自在
詳しく見ていきましょう。
1.高精細で美しい写真撮影ができる
- 暗いところでも遠くのものでも美しい仕上がり
- 「目」となるセンサーが大きいので細かい部分まではっきり写る
- 印刷しても粗さが目立たないのでアルバム作りや動画使用に最適
ここで最もお伝えしたいのが「細かい部分まではっきり写る-拡大しても劣化しない」利点です。
写真はえてしてそのままの状態で使用することはまれです。ズームして被写体を中心にトリミングしたり、余計な背景をカットして横幅と縦幅を16:9の比率に整えるなど、何らかの加工をすることが通例です。
この時細部までの描写がきちんとされてることで、処理後の画像も非常にきれいな状態で保たれます。
2.動きのある場面も大丈夫
- 高速シャッターで動きをしっかり捉える
- 連写機能で、ベストな瞬間を逃さない
- 子どもたちの表情や動きをしっかり記録できます
ここでのポイントは「連写機能」です。
「構図もバッチリ、光も色の具合も最高!」でも撮影後見てみると「目が閉じてる」…といった経験はあなたにもきっとあるでしょう。
連写はこの失敗を解決してくれます。
ちなみにミラーレス一眼エントリー機種の「Canon R-50」は1秒間に最大15枚の連写が可能であり、この連写による機能や画質低下はありません。
iPhone15-proが可能としてる連続撮影が1秒間に10コマですので、ミラーレスの方がチャンス損失が少ないことがお分かりいただけると思います。
「へたな鉄砲数打ちゃ当たる」ではありませんが、連写で撮影した中には不思議と「ベストショット」が見つかるものです。
3.手軽軽量
- 本体平均350g程度の軽量
- 突起面を抑えた安全設計
- 片手で持てる利便性
先生にとって最も大切なことは「手軽であること」でしょう。子どもたちを見守り、ペースを合わせて行動し、時に体力を使い、時に忍耐強く待つ…といった行動の中で、カメラが「邪魔」になってはどうしようもありません。
その点ミラーレスカメラは小型軽量であり、レンズ部の突起も最小化されてるため、行動を妨げるには至りません。
「邪魔になるのはいやだ、でも高画質の写真や動画を手にいれたい」このバランスを得たいのであれば小型軽量のミラーレス一眼レフとなります。
4.いろいろな写真が撮れる
- 交換レンズで望遠広角いろいろなシーンに対応
- ボケ味を活かした印象的な写真撮影
- セットされてるフィルターで芸術性のある画に仕上がる
普段保育中の撮影では、頻繁にレンズ交換はしないと思いますが、操作に慣れてきて「もっといい写真を収めたい」という欲求に、交換レンズが応えます。
また人物だけにピントが合い、背景がボケるという印象的な写真も、ミラーレス一眼なら簡単に撮影できます。
スマホにもポートレートモードで同様の撮影ができますが、あくまでも擬似的なボケなので、違和感を感じることがあります。
カメラに初めからセットされてるフィルターと合わせれば、印象的な画風を手に入れることができます。
5.光の調整自由自在
- 逆光でも明るさを調整しやすいのでどんな場面でも失敗が少なくなる
- 夕日や光の演出を活かした雰囲気のある写真が撮れる
- 特に人物の陰影描写に長けており立体感ある画となる
自然光あふれる大きな窓をバックにして生徒や園児を撮影する機会は多いと思います。
この場合、露出が背景の明るさに合うことで、人物が真っ暗になってしまうことがあります。
逆光モードを利用することで、常に人物に対しての適正露出が施されます。
またストロボも光量変更が可能であることから、極端に陰影のない人物像になることも避けられます。
そして特筆はろうそくの光だけでも周囲の人物等を自然な雰囲気で撮影できること。
クリスマス会のキャンドルサービスや生活発表会の暗いシーンなどに威力を発揮します。
先生の談話です。
ミラーレスカメラ、どんなときに活躍する?
ミラーレスカメラは、こんな行事やシーンに活躍します。
- 遠くの景色から子どもたちの笑顔まで全てにピントがマッチして撮影できる
- 広角レンズで集合写真も高精細にカバー
- 水しぶきの瞬間をとらえられる
- 防滴機能付きのカメラなら近くで撮影しても安心
- 水面に露出が合うことでの人物が暗くなる現象を防げる
- 走っている姿もブレずに撮影できる
- 望遠レンズで遠くの表情まで捉えられる
- 広角レンズを使用してグラウンドを迫力の全体撮影
- 舞台の上の表情までしっかり撮れる
- 暗い場所でも明るく撮影できる
- 人物だけにピントを合わせた動画撮影
- 白い雪の中でも子どもたちの姿がはっきり写る
- 露出補正で雪の白さを美しく表現できる
- ろうそくだけのような少ない光源でも綺麗に撮れる
- 動画撮影も暗所に対応している
先生の談話です。
ミラーレスカメラの設定と撮影のコツ
ミラーレスカメラには、様々な機能や設定があります。
フルオードでも美しい仕上がりになりますが、設定を知ることでさらにその精度は高まります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な設定を習得してしまえばどんな場面でも素敵な写真が撮れます。
- はじめは「おまかせオート」モードで撮影するのがおすすめ
- 基本オート+ちょっと自分好みに…ということも可能
- 「スポーツ」「夜景」「キッズ」など、場面に合わせたモードを選択る
- 動画でもシーンモードが使える機種あり
- 明るさが気になるときは露出補正で調整
- 撮影後の補正より圧倒的に自然な仕上がりになる
- 撮影後の写真は即モニターできるので本番撮影前の試し撮りで確認できる
- 補正レベルが選択できる機種もあり
- 動画における手ブレ補正は画面酔いを防げる
- 搭載ストロボは光量調整ができるため自然な仕上がりとなる
- 外付けストロボでさらに自然な雰囲気の写真に
- 慣れてきたらマニュアル撮影に挑戦
- フルマニュアルでなくとも「絞り優先」等の設定もあり
予算が気になる方へ
ミラーレスカメラをおすすめしておりますが、少し値段が高い思われる方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、コンパクトデジタルカメラも良い選択肢です。スマホよりも写真の質が良く、機種によってはミラーレスに匹敵する写真を撮ることもできます。
- スマホを凌ぐ高画質
- 簡単操作で使いこなせる
- 小型軽量で持ち運びやすい
- リーズナブルから高額まで幅広い選択肢
最近では「高級コンデジ」がブームとなっており、youtube等のプラットフォームでも「コンデジでここまで撮れる」系の動画を良くみかけるようになりました。
なんといっても胸ポケットからサッと出して、サクッと撮れる…という点が最大の魅力です。
先生の談話を紹介します。
おわりに
今回は「ミラーレスカメラは先生の撮影と抜群に相性がいい」をテーマにお話しをしました。
ミラーレスカメラを使うことで今まで以上にきれいで感動的な写真や動画が撮れるでしょう。
子どもたちの笑顔、頑張っている姿、成長の様子…それらをもっと素敵に残せるはずです。
撮影したあとの用途でミラーレスの真価が見えてきます。撮影後のデジタルデータでアルバムを作る、スライドショーにして大画面に投影する、ボケ味を活かした自然な動きの動画など、二次利用における精度の高さは大変評価できるものです。
スマホ撮影での写真を同様の二次利用した際との比較で、圧倒的な差が出るのはこの点になります。
カメラ選びに悩んだら、カメラ店の人に相談してみるのもいいですね。きっと良きアドバイスがもらえるはずです。
どうぞミラーレス一眼レフででもっとも素敵な思い出作りを始めてください。
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今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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